Rでの時系列データの準備
タグ: #research #R #parameter estimation #BrdU
Introduction
時系列データを解析するには、まず、実験データを読み込んで扱いやすい形式にして、変数に保存する必要がある。コードの中に直接データを入力しても良いが、数が多くなると面倒であるし、他の解析で利用するための使い回しが不便である(誤植してしまうかもしれない)。データはある決まったファイルに保存し、解析のたびに読み込むようにすると間違いが少なくなり、コードを確認する手間も省くことができる。
主要なプログラミング言語はテキストデータの読み込み(と書き込み)をサポートしており、Rはデータの整理・保存に使用するようなExcelファイル・csvファイルにも対応しているので、表形式で編集して読み込むということも可能である。
このページでは、テキストデータを作り、ある程度成形した上で読み込む方法をまとめる。複数の測定項目について時系列データを取得している場合に有効であると考えられる。※主流ではないし、他にもいろいろな方法が考えられる。
Materials and Methods
想定するデータ
ここでは、以下のような3種類の血中マーカーを扱うことを考える。
データ
Days | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
Protein A | 2 | 3 | 4 | 6 | 5 |
Protein B | 2 | 3 | 4 | 6 | 5 |
Protein C | 2 | 3 | 4 | 6 | 5 |
data.frameでデータの準備
data.frameの詳細についてはDocumentationや日本語で解説してあるページを参照
data.frame function | R Documentation
data.frame(x=c(1,2,3),y=c("mouse1","mouse2","mouse3"))
とすれば、x
という要素に1,2,3
というデータ、y
にはそれに対応するmouse1, mouse2, mouse3
というマウスのid的なものが入る。